| 俳句1 | 短歌1 | 短歌2 | 詩1 | 詩2 |
| 庭先の 雪に隠れし 赤き実を ついばむ鳥の さえずり合う声 |
| 紅葉を 写す水辺に 水鳥の 群れなす姿 寒さとどめず |
| 街路樹の 色ずきたるを 待ちわびて 見上げる木に 揺れる銀杏 |
| プランタン トマトをちぎり ほおばれば 一雨過ぎて 入道雲 |
| 一夜明け 流れて着きし 精霊の 哀れな姿 拾いかたずけ |
| 旅人の 期待を乗せて 鵜飼舟 漕ぎ出す先は かがり火の先 |
| 冬の空 ライトアップの 光城 空に浮んで 物言いたげに |
| 久しぶり 路面電車に 乗る機会 遠き思い出 母の面影 |
| 走り行く 眺める先の 山すその 絡みつくツル 取るを待ちわび |
| 彼岸花 お墓参りの 道すがら 毎年赤く ジュウタンの道 |