自然の中に有る身近な材料で、自然を編みこんで飾る
材料を採り自分で作る、だれでも出来る蔓細工を紹介
(このページは製作途中です)
1.私の家の近くの蔓(ツル)の種類
アケビ・・・・・・・・・・・・・・・蔓の定番、木に巻き付いて要るのも良いが地面を
這う蔓も太さが均一で良い作品が出来る。
ミツバアケビ・・・・・・・・・・枝先に3枚の小葉を持つ、太さが一定しているので扱いやすい。
ゴヨウアケビ・・・・・・・・・・枝先に5枚の小葉を持つ
アオツヅラフジ・・・・・・・・丸い葉、蔓は弾力が有り編み易い、先の青い部分が魅力
テイカカズラ・・・・・・・・・・蔓は細くて弾力が有る、若枝を切ると白い液が出る。
サネカズラ・・・・・・・・・・ 弾力も有り丈夫で太さや長さが色々あり、用途幅が広い。
若い地面を這う蔓も良い、実も飾りに成る。
フジづる・・・・・・・・・・・・・弾力も有り丈夫で太さや長さが色々あり、用途幅が広い。
若い地面を這う蔓も良い、乾燥後の戻りが遅いので採取後
直ぐに編むことが有る、
クズ・・・・・・・・・・・・・・・・土手などに有り何処にも有るり木肌は粗く、白茶色。木質化
した太いつるはしなやかで扱いやすい。
ヤマブドウ・・・・・・・・・・・初夏に皮を採って織り込みの籠に
ノブドウ・・・・・・・・・・・・・枝振りを生かしてリースなどに
つるうめもどき・・・・・・・・秋に実が裂けて赤い種子が覗く、花飾りにも使用される。
つた・・・・・・・・・・・・・・・木・壁に巻き付いて成長、ひげも趣が有る。
へくそかづら・・・・・・・・・土手などに有り何処にも有るつる草で、悪臭がを放つのが特徴
蔓は弾力が有り扱いやすい。
2.その他の材料
チガヤ・・・・・・・・・・・・・川原や土手に自生している、茎を採って穂先をしごいて乾燥させる
ススキ・・・・・・・・・・・・・川原や土手に自生している、採って乾燥させる
シュロ・・・・・・・・・・・・・
ヤナギ・・・・・・・・・・・・・つやの有る枝はしなやで扱いやすい、落葉後の枝は時がたつ
とあめ色に成り、つやも増す。
サルトリイバラ・・・・・・・・・・赤い実を付けた枝葉は蔓籠の飾りに最適、リースにも最適
トモロコシの皮・・・・・・・・・しごいて平たくして乾燥させる、短冊に切りそろえて使用。
皮の収穫出来る材料
やま葡萄・・・・・・・・・・
山藤・・・・・・・・・・・・・・
山桜・・・・・・・・・・・・・・
桑の木・・・・・・・・・・・・
山胡桃・・・・・・・・・・・・
こうぞ・・・・・・・・・・・・・
三つ又・・・・・・・・・・・・
川柳の皮・・・・・・・・・・
3.採取の時期
秋から冬にかけてがベストです、ハチやまむしの活動が収まるし,虫などの心配が
無くなります。
樹木やヤマブドウの皮は初夏〜夏に剥いて保存、この時期が皮が剥がれ易いのです。
草など収穫時期で作品の趣が変わります、青い内や枯れる少し前などにに収穫して保存。
4.採取の道具、装備・製作の道具
採取の道具・装備
帽子ーーーーーーー採取の時上からのごみと虫を防ぐ
皮手袋ーーーーーー採取の時に怪我かぶれなどより手を守ります。
タオルーーーーーー首に巻いて首筋のゴミや虫の防護に使います。
携帯用ノコーーーー剪定バサミが困難な太さの蔓に使います。
剪定バサミーーーー蔓の切断に使用
ニツパーーーーーー蔓のひげ根を取り除くなどの蔓の手入れに使用
ビニール袋ーーーー蔓を入れます。小さい袋は松かさ・どんぐりその他を入れる。
ビニールひもーーー蔓を縛る
買い物袋ーーーーー実付き飾りの物を収穫した時、実を落とさないように
高枝バサミーーーー上の引張って取れない所で切れるので蔓が長く収穫できる。
絆創膏ーーーーーー擦りむいた時の小さい傷を手当てできる。
ナップザックーーーーー手をフリーに出来るので山を登り下りする時便利。
携帯ーーーーーーー何かあつた時の緊急用
製作の道具
針金ーーーーーーー蔓を仮止めなどに使用
グルガンーーーーー飾りつけの時の接着工具
ニッパーーーーーー蔓の整理・ひげの除去、最後の仕上げの蔓切りなどに
小刀ーーーーーーー蔓を斜めに削って重ねつぎをする時に使用
目打ちーーーーーー蔓の網目の整えや編み芯の追加をする時に使用
木工ボンドーーーー蔓などのつなぎの接着剤
洗濯バサミーーーー蔓を押さえる時に使用
霧吹きーーーーーー乾燥した蔓に水分を補う
プライヤーーーーー立ち上がりなどに蔓をつぶす時に使用
木ハンマーーーーー草などを叩いて柔らかくする。
5.保存の仕方
汚れのひどい物は洗ってから乾燥する。
虫が付いている恐れの有る蔓は熱湯を掛けてから保存。
日陰の風通りの良い所で乾燥させる。
蔓の種類・太さに分けて丸く輪にして保存すると使用する時に便利です。
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6.蔓の戻し方
乾燥した蔓は使用する前に水に付ける、風呂などの残り湯でも便利です。
細いのは前日、太い蔓などは2日以上前から付ける。
草類などは水を含ませて木槌で叩く
7.編み方
十字組・・・・・・・・・・・・・底を編む時に芯のスタートにたて材を何本かセットにして十
字に交差させて組み始める
井げた組み・・・・・・・・・十字組に立て芯のセットを増やして編み始める。
素編み・・・・・・・・・・・・・・たて芯を表、裏と交互に潜らせていく、さも基本の編み方
追いかけ編み・・・・・・・・たて芯が偶数の場合は編み芯を2本にして、2本で追いか
けながら編む
2本飛びの素編み・・・・・たて芯を2本づつ表、裏と潜らせて、網目が流れるような
模様にする
縄編み・・・・・・・・・・・・・編み芯で立て芯をはさむようにしながら編む。
籠の立ち上がりや編み終わりに良く使う。縄のようになる
ので装飾的にも使う
2本縄編み・・・・・・・・・・編み芯2本をずらしながら、たて芯の間に差し込み、たて
芯の間で交差させる・
3本縄編み・・・・・・・・・・
乱れ編み・・・・・・・・・・・
組み編み・・・・・・・・・・・同じ種類の材料が斜めに交差して上下を通って組まれてい
く。
2方向からの材料が直角に交差し、上1下1の飛び方が一
番単純なもので、四つ目編みともいう。飛び方に1以上の
変かが現れる物を網代編み、3方向からの材が交差する
のが六つ目編み。
もじり編み・・・・・・・・・・織り編みと同様、
織り編み・・・・・・・・・・・素編み、ザル編み、ともいう。たて材を垂直に間隔を置いて
位置させ、横材を水平に立て材の前後を通して編む。たて材
には横材よりも太い、または固い物が用いられる。
巻き上げ編み・・・・・・・とぐろ編みともいう。芯材と巻き材でとぐろの様に一段づつ積
み上げて形づくる、その時に前の段と次の段をつなぎながら
編み進む
8.縁の止め方
鎖止め・・・・・・・・・鎖止めに必要なたて芯の長さは、たて芯の間隔の4〜5倍
たて芯を、隣の芯の後ろを通して手前に倒す。これを次々に
繰り返し、最後の芯は、最初の輪に入れる。
最後は最初の輪に入れる、余ったたて芯はカットする。
飾り縁止め・・・・・・飾り縁止めに必要なたて芯の長さは、たて芯の間隔の7〜8倍
たて芯を、隣の芯の後ろを通して手前に倒す。これを次々に
繰り返し、最後の芯は、最初の輪に入れる。
最後は最初の輪に入れる、次の一周はたて芯を2本飛ばして
3本目の向こう側を潜らせる。これを次々繰り返す、最後は最
初の輪に入れる。
三つ組止め・・・・・・
9.参考資料(購入した本)
自然を編んで 著者 佐々木麗子 出版社 文化出版局 定価1800円 |
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バスケタリー 著者 高宮紀子・谷川鶴子・本間一恵 出版社 日本ヴォーグ社 定価1905円 |
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つるクラフト |
10.蔓(ツル)の写真<種類>
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アオツヅラフジ | 三葉アケビ | 五葉アケビ | ヘクソカズラ | 山葡萄 |
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サネカズラ | 山藤 | クズ | つた | ・ |
11.採取の道具、装備・製作の道具の写真